iPhone 実況動画作成 方法

前回のMacでiPhoneの実況動画を簡単に作成する方法 前編の続きです。

このエントリはiPhoneのゲーム実況動画を作成する時に、後々

  • 自分の実況音声ボリュームだけ上げたい
  • ゲーム音などシステム音だけを下げたい
  • 自分の声だけを変換したい
  • など、編集しやすいようにシステム音と実況音声を別トラックで保存するための方法の1つをご紹介しています。

    前回の記事には全てを1つのアプリで行ってくれるScreenFrowにも少し触れましたが、ここでは高いアプリを買えない人が無料で完結させるための方法を。

    用意するもの

    前回の記事とかぶりますが、事前に用意するものと言えば自分の実況音声だけを録音、凡庸性の高いmp3などにして出力できるアプリ。

    これは使いやすいアプリを探して頂ければ結構ですが、Storeで検索して即出てきたアプリのリンクを貼っておきます

    レコーダー Pro – ボイスメモ, メモ, 録音 App
    カテゴリ: ユーティリティ
    価格: 無料

    iPhoneの動画キャプチャはOS X YosemiteであればQuickTimeだけで可能なのでキャプチャアプリは必要ありません。

    後は適当なイヤホンがあればOKかと。
    試した結果としては、マイク機能が無いただのイヤホンの方が良いかと思います
    ※理由は後述します。

    実況動画作成

    それでは実際に実況動画を作成してみましょう

    iPhoneのキャプチャはMacとiPhoneをUSB接続してQuickTimeを起動、メニュバーの新規ムービー収録を選択。

    IPhone 実況動画作成

    録画スタートボタンの横にあるメニューからカメラ、マイク供にiPhoneを選択

    iPhone 実況動画作成 Mac

    これで現在MacのデスクトップにはiPhoneの様子が映り、録画ボタンをクリックすると動画とシステム音のキャプチャが可能です。
    デフォルトでは音量が最小になっているかも知れませんので「音が出ない!」なんて人は録画ボタン横の音量バーを確認して下さい

    iPhone実況動画作成3

    因みにこの状態で録画してもQuickTimeに自分の実況音声はキャプチャされません。
    このお陰で実況音声を別アプリで別トラックとして保存できるんですけどね。

    次に自分の実況音声を録音するためのアプリを起動します。
    下の画像はQuickTimeと録音アプリを並べた状態ですが、どちらもボタンをクリックすれば録画、録音スタートできる状態です

    実況動画作成 無料

    これで、QuickTimeと録音アプリを同時にスタートさせれば良いのですが、注意点としてiPhoneのゲーム音がMacから流れるので、この音を録音アプリが拾わないようにMacにイヤホンを挿します。

    状態としては、QuickTimeで動画、システム音のキャプチャ。
    録音アプリで実況音声録音。
    イヤホンで自分もゲーム音を聞きながらプレイという感じ。

    ゲームによっては音が必要な場合もあるのでプレイヤーがiPhoneの音を聞きながら実況というのは必須でしょ?

    ただ、この録音アプリもQuickTimeもショートカットによる録画開始ができないので、この2つのアプリを完全に同時スタートすることができません。

    まずは録音アプリを開始して、自分で3、2,1とカウントダウンしてQuickTimeでのキャプチャをスタートしておけば後々iMovieなどで合わせやすいと思います。
    (別にMacだけで完結しなくても、もう一つiPhoneがあればボイスレコーダーアプリが使えますし、その辺はお好きにどうぞ。)

    キャプチャ完了後

    ではキャプチャが終わったらQuickTimeの停止ボタン、録音アプリの停止ボタンを押して終了、保存すれば次は動画編集アプリの出番。
    Macデフォルトで使えるのはiMovieですね。

    iMovieを起動して保存したQuickTimeムービー、実況音声ファイルをiMovieへドラッグすると下の画像の様に。システム音と実況音声が別トラックとなり編集しやすくなりました

    後はタイムラインの音声の部分をドラッグで上げ下げすれば実況音声を大きく、ゲーム音を小さくなんてことがドラッグ操作だけでできます

    実況動画作成方法 Mac

    一つ一つ書いているのでアレですが、やっている事といえば
    ①QuickTimeでキャプチャ
    ②録音アプリで実況録音
    ③Macが余計な音を拾わないように(自分もゲーム音を聞きながらプレイできるように)イヤホンを使う。
    ④iMovieに読み込ませているだけです

    マイク付きのイヤホンをおすすめしないのはイヤホン付属のマイクは性能が悪く、Macのマイクの方がよっぽどまともに音声を拾ってくれるので。

    自分の声を別人の様に変更したいならピッチを変更できるオーディオ編集アプリをググれば良いかと思います

    ひょっとするとGardenbandでも可能なのかな?
    (使わないので知りませんが)

    ぶっちゃけ別トラックでの同時保存や編集、音声変更などもScreenFrowがあれば1つで完結するので、自分でこの実況動画作成方法を試してみて「スマートじゃないな〜」と感じていますが、出費を抑えたい人や、キャプチャ毎にシステム環境設定からシステム音の設定をごちゃごちゃ弄るのが面倒な人はこの方法で良いのではないでしょうか。

    ScreenFlow 5 App
    カテゴリ: ビデオ
    価格: ¥11,800

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